大腿骨近位部骨折の予後予測

医療従事者向け からだのケア

大腿骨近位部骨折についてどのように目標を立てるべきか考える一助となればと思い、文献を紹介します。

文献

術後1週歩行能力は、大腿骨近位部骨折症例の予後予測するうえで指標となる

 術後約40日後の歩行能力及び自宅退院の可否の判断

術後1週歩行能力と退院時に杖歩行を獲得する確率

 術後1週歩行能力                       杖歩行を獲得する確率

 平行棒以下(歩行困難者、平行棒内介助、1-2往復可能だが歩行器歩行が自立でない) 24.2%

 歩行器 (自力で10m以上の歩行が可能)  86.7% 

 杖     100%

平行棒以下歩行器 両群の退院時杖歩行獲得の可否の検討

以下の因子の中でかかわりが深いものを抽出

 因子:年齢 性別 BMI 認知症 術前日数 受傷前ADL 術後在院日数

 平行棒以下 年齢 術前日数 BI

 歩行器   認知症 年齢

リハビリ期間と歩行との関係

・伊藤らは、自宅退院するためには、2-3か月の歩行練習が安定した歩行をもたらしたうえで必要

・廣瀬らは移動能力が一定に回復するまでの期間として4-8週間としているなど

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